先週から今週にかけて、各地でインターハイの地方予選が行われている。
各地で好タイムも出ているようだが、ここで標準記録を突破することができずに、涙を呑んだ選手も数多くいるであろう。
実は私も高校2年生までは、個人種目でインターハイの標準記録を突破することができない選手だった。
そんなレベルの選手だったのにもかかわらず、高2の夏の試合が終了したあと、無謀にも私は「来年のインターハイで優勝する」という目標を堂々と、なんの恥じらいもなく掲げた。 もちろんその時は「お前それはちょっと無理なんじゃないの?」的な風が吹いていたのは事実である。 しかし今思えば、そんなことも気にならないくらい、私の脳はその時既に私自身に騙されていたわけである。
自分はできるという思い込み→優勝のためにはきついトレーニングが必要→優勝するためなら、どんなきついトレーニングでもやってやる→どんなトレーニングでも絶対乗り越えられる→乗り越えたら速くなれる→速くなれるから練習は楽しい→楽しいから今日も練習行く→どうせ練習をするなら、とことん頑張る・・・・。
そんな感じで、勝手に脳(気持ち)と体が上手くマッチングして、良い方向に進んでいたように思う。
結果は優勝する事はできなかったものの、高校3年でインターハイ個人種目初出場を果たし、6位に入賞することができた。これは脳を騙し続けた結果だと、今となってそう言うことができる。 このあと国体で歴史的大事件を経験し、その冬には短水路日本高校記録を樹立することができた。 もちろん1年前の自分からは考えられないことであった。
いかに自分を騙し、騙し続け、騙したなりのトレーニングを積んでいけるか、それが悔し涙を嬉し涙に変える近道となるのではないでしょうか。